BLEACH原画展『BLEACH EX.』に行ってきました!
展示は全て撮影禁止でしたので、文章とコミックスからの引用画像のみの感想となります。
冒頭の画像は、展示コーナーの外にあった大きなパネルで、撮影OKと書いてありましたのでバッチリ撮りました!
(※以下、内容は原画展のネタバレを含みますのでご注意ください)
BLEACH EX. 広島会場
広島会場は、NTTクレドホールにて、2022.10.1㈯ ~ 10.10㈪の期間開催でした。
僕は平日のお昼時に入場。
会場に入る前から、その周りの建物や通路にオレンジ色の黒崎一護が並んでいました。
周りにいる人が全てBLEACH原画展を見に来ているのではないかと錯覚してしまいそう…
最寄りのローソンではチケット発券機に長蛇の列ができていましたが、これは錯覚ではなく実際に本物の同士でした。
スクリーン映像とキタニタツヤ/Rapprot
会場に入ると、まずオサレポエムが何点が展示された通路がありました。
そこを抜けると、大迫力のスクリーンと2対の壁画。
合計6mくらいありそうな画に、ほぼ全てのBLEACH主要キャラクターが描かれていました。
- 藍染惣右介
- 東仙要
- 市丸ギン
個人的には特にこの3人が並んでいる部分がすごく刺さりました!
キタニタツヤさんの『Rapport』という、BLEACH原画展テーマソングが流れ、それに合わせてスクリーンでキャラクターが映し出されていました。
入場5分で既に満足感…(笑)
会場内の雰囲気
会場内は、基本的にBLEACHの世界観全開の白黒統一。
原画が美術館のように並んでおり、背景のパネルにも名シーンが印刷されていました。
中には、アクリル板や、巨大な垂れ幕に印刷された展示物も。
さらに原画だけが展示物ではなく、天井からはタペストリーが吊り下げられていました。
タペストリーは十刃がよく目に入ってきた印象で、『黒翼大魔(ムルシエラゴ)』と書かれたウルキオラ等、帰刃シリーズが真っ先に飛び込んできました。
護廷十三隊もありましたが、ちょっと十刃に隠れていたかな…
会場の広さによってはもっと雰囲気は違うかもと思いました。
盛りだくさんの原画&展示物の数
- 死神代行篇
- 尸魂界篇
- 破面篇
- 完現術篇
- 千年血戦篇
フィッシュボーンDとの戦闘シーンなど、初期の原画から始まり、段々とストーリーに沿って進行していくような配置。
さらに、各コーナーごとに少しづつ変化が加えられていました。
3面に原画の貼られた三角柱が並んでいるコーナーや、ジグザグに巨大なイラストで道が作ってあるかのようなコーナーなど全く飽きさせない作りになっていました。
お客さんも、一列でゾロゾロと並んでいるというよりは、各々好きなところから見れるといった感覚です。
カラーイラストと獄頣鳴鳴篇
千年血戦篇の原画が終わると、今度は『作中で死亡したキャラクター』にフォーカスしたコーナー。
その次は獄頣鳴鳴篇と、原作の後の世界のキャラクターたちのコーナー。
その次は、歴代のカラーイラスト。
正直、千年血戦篇のあたりで「そろそろ終わるのかな」なんて思っていたので、次のコーナーが出てくる度に、規模の大きさに驚いていました。
タナトフォビア
獄頣鳴鳴篇のコーナーでは、会場に入ってすぐのスクリーンとは別のスクリーンが用意されていました。
『タナトフォビア』という先程と同じくキタニタツヤさんの曲が流れながら、原作の後の世界のキャラクターが描かれる過程をムービーで見せてくれました。
特に”人間”は”死神”に比べて歳をとったことがよく分かるイラストで感慨深かったです。
お客さんの年代層
平日にも関わらず、人の多さに驚きました。
展示物の多めな人気そうなコーナーでは、人がいなくなるのをしばらく待ちながら1枚1枚見ていくようなところも。
メイン層はやはり、20~40代が一番目立つ印象を受けました。
BLEACH連載開始の頃からジャンプを読んでいたり、アニメを学生時代に見ていた層が多いのではないでしょうか。
意外と40代以上の男女もチラホラと見かけることができました。
10代の学生さんは平日ということもあってか、私の見た中では2~3人しか発見できませんでした。
男女比もほぼ同じくらい。
「少年ジャンプの作品だから男性が多いのかな?それともイケメン男キャラが多い作品だから女性が多いのかな?」
など色々思いを巡らせながら入りましたが、想像以上に幅広い人気が伺えました。
原画を見た感想
原画を見て一番印象に残ったことは、『修正の白色と墨の黒色』です。
私の思い描く漫画を描く印象は、万年筆のような形の細いペンで「サササーッ」と描かれていく印象がありました。
しかし例えば『千本桜景厳』のシーンでは、花弁になった刃が修正液のような白色で描かれていたのです。
私は詳しくはないので、その白色が本当に修正用の画材なのかはわかりませんが、普通の線ではないなということは分かりました。
また、死覇装やキャラクターのオーラのような部分には、墨で黒色が使われていました。
かなり太そうな筆でガッツリと塗られている部分もかなり多くありました。
普通のペンで描かれているだけではなく、白色と黒色を色んな画材を駆使して迫力を出していたのは、とても興味深かったです。
見開きのドデカい卍解シーン等だけではなく、細かなシーンにもカッコよさや美しさを出すためのこだわりがある事を再認識しました。
久保帯人先生の補足
原画の横に、久保帯人先生のそのコマに対する補足説明がありました。
- 「この時こう思って書いていた」
- 「このシーンはいまでも気に入ってない」
- 「この表情がこのキャラで一番気に入っている」
などなど、その当時の作者の心の内を知りながら、目の前のその原画を見ることができます。
「このあたりは、最終章に向けて読者を選別する意図があった。」といった内容の補足が最も衝撃的だったかもしれません。
帰宅してからBLEACHを読み返してみましたが、それらの補足が浮かんできて、いままでとは違う心境になりました。
最後に
10月10日より、『アニメBLEACH千年血戦篇』が放送開始されはじめました。
第1話のエンディングテーマには、スペシャルエンディングとして『Rapport』が流れ、この原画展の雰囲気を思い出しテンションが上がりました。
原画展に行き、原作コミックスを読み返し、アニメが始まり、テーマソングを聞く。
この10月はBLEACH一色の素敵な月になりました。
以上、BLEACH原画展『BLEACH EX.』に行ってきた感想でした。
ご覧いただきありがとうございました。