『TVアニメ BLEACH千年血戦篇』の第9話が放送されました。
今回は、麒麟寺天示郎のシーンが終わり、曳舟桐生と臥豚殿(がとんでん)から、剣八vs八千流の戦いが始まるまで。
原作『520.KILLERS NOT DEAD』~『524.THE DROP』、コミックス59巻途中までの内容です。
しかし、少しだけ時系列が違う部分もありました。
第9話『THE DROP』の感想を書いていこうと思います。
麒麟寺天示郎と麒麟殿
京楽春水が総隊長に指名される短いシーンを挟み、前回第8話の終わりの麒麟寺天示郎のシーンに帰ってきました。
第9話では麒麟児に突然殴り飛ばされ、回復しきった事を伝えられます。
この時出てきたマッチョな男達『数男』と『数比呂』にもしっかり声優さんがついており、原作通りのセリフを喋っていました。
また、数男と数比呂が服を脱ぎ捨てた際、一気に燃え上がるシーンはアニメ化ならではの分かりやすさを感じました。
コミックスでは角っこのコマに小さく描かれているだけなので、ここまで激しく燃えていたものだと今回初めて知りました。
普通の死神ならこうなるって、この温泉恐ろしすぎる…
曳舟桐生と臥豚殿(がとんでん)
麒麟寺天示郎の次は、曳舟桐生が登場。
曳舟桐生(cv.恒松あゆみさん)の、太った姿と痩せた姿での喋り方の変化がしっかり分かるのがアニメ化の醍醐味という感じがしました。
全体的にコミカルなシーンがカットされがちな傾向の中で、零番隊はどうなるのかと思っていましたが、前回に引き続き今回もほぼ原作通りでアニメ化してくれました。
ムキムキに改造されたコン、阿散井恋次の食レポなども見ることができました。
前回は、そうは言ってもルキアの桃尻などカットされていた部分もあったので、前回以上に原作の忠実さが光っていました。
ただ、本来このあとすぐ二枚屋王悦が出てくるはずが、更木剣八と卯ノ花八千流の話にシフトします。
剣八のシーンは、二枚屋王悦のシーンにサンドイッチされていたので各々まとめたのかもしれません。
更木剣八vs卯ノ花八千流
今回第9話の目玉とも言える、更木剣八vs卯ノ花八千流が始まりました。
現在の剣八と、初代の剣八が戦うという千年血戦篇の中でも激アツなシーン。
卯ノ花八千流の『八千流(やちる)』は本来自身でつけた過去の名前で、現在は『烈(れつ)』という名前です。
しかし、この時の卯ノ花は『八千流』と呼ぶべきでしょう。
第7話でも出てきた初代護廷十三隊の映像が流れ、卯ノ花隊長が実は初代の十一番隊隊長だったことが明らかになります。
ただ、第7話で一度同じ映像が流れていたり、その週に初代護廷十三隊が週刊少年ジャンプに記載されていたりしました。
アニメのみで初見でBLEACHを楽しんでいる方には、卯ノ花八千流の存在が少しネタバレっぽい作りになっていますね。
卯ノ花八千流の声
更木剣八に対して、最初は後ろ姿でいつも通り話す卯ノ花。
しかし、こちらを振り返ると恐ろしい表情をしており、いつもの卯ノ花隊長ではないことが分かるというシーン。
このシーンの卯ノ花八千流の声(cv.久川綾さん)に一気に心を掴まれました。
明らかにトーンが変わり、冷酷さが伝わる声に切り替わった瞬間はトリハダものです。
曳舟桐生もそうですが、声質を使い分けて演技ができる声優さんの凄さを改めて感じます。
無間の柱
原作では、無間は何もない真っ暗な空間でした。
しかし、アニメ化されて黒い柱が何本も追加されています。
この黒い柱は軽く光っており、卯ノ花達を照らしているため、何が起こっているか分かりやすくなっています。
『真っ暗な空間』という設定をなるべく崩さずに、キャラクターを見えるようにする工夫が感じられました。
しかも、戦闘がカッコいいので、柱まで黒曜石のようにカッコよく見えてきます。
卯ノ花八千流のオサレポエム次回予告
今回の次回予告は『卯ノ花八千流』でした。
コミックス59巻冒頭のポエムが使われています。
次回、もう更木剣八と卯ノ花八千流の戦いが終わってしまうだろうと思うと残念です。
まだまだ続くほど長いシーンではないので仕方ありませんが、もっと長いようなイメージがあったので、インパクトが絶大だったことを実感します。
以上、BLEACH千年血戦篇 第9話『THE DROP』の感想でした。
ご覧いただきありがとうございました。