『TVアニメ BLEACH千年血戦篇』の第11話が放送されました。
黒崎一護の両親の過去の物語が始まりました。
原作コミックス59巻と60巻、『528.EVERYTHING BUT THE RAIN』~『533.EVERYTHING BUT THE RAIN OP.6 ”THE GRAVITATION”』の内容です。
志波一心と黒崎真咲の初めての出会いが描かれた、第11話『EVERYTHING BUT THE RAIN』の感想を書いていこうと思います。
”雨”の演出
BLEACHには、”雨”が大きく関わるシーンが多数盛り込まれています。
特に、母親・黒崎真咲に関係するシーンでは顕著です。
タイトルが出てくる時、降ってくる雨を見上げる構図からはじまり、さらに雫が止まったように見える演出が印象的でした。
さらに、原作には無かった石田雨竜をハッシュヴァルトが迎えに来るシーン。
ここでも大雨が降り注いでいます。
何か重要な物事が起きる時、雨が関わるという部分を追加シーンでも見せてくれました。
十番隊隊長・志波一心
志波一心が過去の十番隊隊長であり、松本乱菊と日番谷冬獅郎と過ごしていたシーンは明るさ満点でしたね。
少しカットされた部分がありつつも、一心の若さと明るい性格がよく分かるシーンでした。
隊士もここに入りたいと思うだろうなと感じる、十番隊がすごく魅力的に見える部分です。
斬魄刀・剡月(えんげつ)
焱熱系の斬魄刀『えんげつ』は、自らの血で炎を大きくするという能力です。
藍染に背後から斬りつけられたこともあり、身体に負担がかかりすぎるため卍解は使用しませんでした。
アニメ第6話、山本元柳斎重國の『残火の太刀』も大迫力でしたが、同じ炎でも『血』を含む部分がしっかり描かれることで別の能力だと分かりやすく、迫力もありました。
ホワイトとの斬りつけあいの戦闘シーンもカッコよかったですね。
雨の降る夜の中で炎が灯っているのが幻想的で良い。
さらにBGMがオーケストラに変わったのが緊張感増し増しで興奮しました。
純血統滅却師(エヒト・クインシー)黒崎真咲
今回第11話で初登場した『黒崎真咲』。
こちらも一心と同じく明るい性格ですが、純血統滅却師(エヒト・クインシー)という自分の境遇に苦しんでいます。
「今日できることをやらないで誰かを見殺しにしたあたしを、明日のわたしは許せないと思うから」
優しさ、真面目さ、几帳面さ、困っている人を見捨ててはおけない性格を感じるセリフ。
こういう性格だからこそ、明るく振る舞っていても色々と苦しんでいる、そんな人は現実でも多いのではないでしょうか。
その性格にとことん付き合って、そっと見守る石田竜弦もイケメンすぎる…
片桐叶絵
混血統滅却師(ゲミシュト・クインシー)の『片桐叶絵』も初登場でした。
声優さん(cv.能登麻美子さん)の透き通った綺麗な声が印象的で、ただのメイドさんではなく石田竜弦の事を本気で想っていることが伝わってきます。
私が今回1番驚いたことは、『純血統滅却師』と『混血統滅却師』を両方とも原作のルビ通り『エヒト・クインシー』『ゲミシュト・クインシー』と読み上げ、さらに追加の補足セリフが無かったところです。
アニメから見ている方には、意味不明の単語かもしれません。
しかし、例え意味不明のまま進んでしまっても原作のまま再現するというところに痺れました。
情報(ダーテン)など、ちょくちょく難しい言葉は今までも出てきましたし、これからもそのスタイルなのかもしれませんね。
志波一心のオサレポエム次回予告
罪深きあなたも
太陽のよう
今回の次回予告は『志波一心』でした。
コミックス60巻冒頭のポエムが使われています。
前回、第10話の次回予告と今回の次回予告は本来1つに繋がっているものです。
あえて、黒崎真咲と志波一心に分け、両親のカラーと配置も対象的にしているところにオサレポイントを感じずにはいられません。
次回は、1クール目最終回。
しかも1時間の拡大版だとのことです。
この後、黒崎一護の力のルーツ、両親の過去の続き、それらがどこまで放送されて1クール目が終わるのか非常に楽しみです。
以上、BLEACH千年血戦篇 第11話『EVERYTHING BUT THE RAIN』の感想でした。
ご覧いただきありがとうございました。